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社会'美浜町>
地域の願い、学べる喜び歌に
2009年5月15日
写真:6月2日の記念式典での発表に向け歌を練習する川口さんと生徒ら
「病気や障害を持つ子どもたちに学びの場を」 という地域の願い、 それを受けて誕生した学校で学べる喜びを今後も大切にしていこうと、 男性教諭が作詞・作曲した記念の歌 『ぬくもり』 が完成。 6月2日、 多くの関係者を迎えて行われる創立30周年記念式典で披露される。 ぜんそくなどの慢性疾患や重度の心身障害を持つ子どもたちが学べる学校がほしいと、 保護者や地域住民が日高地方各市町村で養護学校設置を求める署名活動を行ったのが昭和49年。 同年12月の県議会で請願が採択され、52年には県が国立療養所和歌山病院の敷地の一部を学校建設用地として買収、 54年4月に県立みはま養護学校が開校した。 平成4年には高等部が設置され、昨年4月には校名が 「みはま支援学校」 となり、 現在は43人の児童・生徒が学んでいる。 30周年を機に、教職員の間で 「記念になる歌を作ろう」 という声が上がり、 曲作りを任されたのが進路指導担当で高等部3年生副担任の川口貴生さん(40)。学生時代、 バンドを組んでいた川口さんはアコースティックギターを弾き、 「どんな曲がいいかな」 と考えながら、 「天から降ってきた」(川口さん)のがかつての教え子の男子生徒が作ったメロディー。 その生徒は小中高と支援学校に通い、卒業した年の秋に19歳で他界したが、中学の時、 キーボードをさわりながらたった2小節の旋律を奏で、その楽譜を担任だった川口さんが持っていた。それを曲の頭のうたい出しの部分に用い、数週間で『ぬくもり』というタイトルの軽やかな曲をかき上げた。「2小節の楽譜を残してくれた彼だけでなく、多くのいろんな生徒のことを思い出しながら作りました」という詞と曲は、記念式典に向けて練習している教職員、生徒たちも「うたっていてジンときます」と話している。 ♪みんないのちを精いっぱいに震わせている 自分の想い世界に飛ばそうと 肩寄せれば君の鼓動がほら伝わる 夢を形にしようと歩くぼくらの道は30年前と同じ これからも続いていく。池田香弥校長(57)は「30年前の地域の願いと皆さんの苦労を忘れず、そして現在、 生徒たちがこの学校で学べる喜びを一つにして、これからもいろんな子どもたちに合わせた学びを提供できる学校にしていきたい。 その新たなスタートの年に、本当にすばらしい曲が出来上がりました」と喜んでいる。 |
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