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昨年より半月早く飛び交う

2009年5月13日
写真:人工飼育のホタル㊧と徳蔵の人工池で飼育に取り組む有志ら

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 みなべ町の南部川漁協関係の有志約10人で人工飼育を行っているホタルが、 1週間ほど前から光を放ちながら飛び始めた。 ことしは昨年より半月ほど早いという。 「南部川にホタルを乱舞させたい」 と、 4年前から行っている取り組み。 徳蔵地内に井戸水を引いて池をつくり、 エサのカワニナ (巻貝) を与えて産卵やふ化を繰り返す繁殖に成功している。

 4年前、 印南町でビオトープ活動を行っている切目川エコクラブに同漁協が加盟したのをきっかけに、 ホタルの人工飼育を始めた。
徳蔵地内に約20平方㍍の池を3つ造って実施。 池では、 ホタルのエサとなるカワニナの繁殖なども行っている。 これまでにゲンジボタルのほかヘイケボタルも飼育を試みたが、 近くから採取してきたゲンジボタルの生育が最も順調だったという。 1年目はホタルが飛ぶことはなかったが、 2年目から少しずつ飛び始め、 昨年はたくさんのホタルの乱舞がみられた。 ことしは昨年よりも数が多くなりそうだという。 時期的にも昨年より半月ほど早く、 関係者らは 「井戸水を使っているため水温が通常の河川よりも高いことと、 豊富にエサを与えているのが成長を早めたのではないか」 という。 11日夜にも近くの用水路でホタルが10匹ほど飛び交い、 青白い幻想的な光を放つ光景がみられた。 有志らは 「ことしは順調に育った。 多くのホタルが飛び交う光景がみられそうだ」 と期待している。 有志の一人、 同漁協元組合長の森惠昭さん (89) は 「私が小学生の頃は南部川の下流付近でもホタルがいっぱい飛んでいた。 あの光景をよみがえらせたい」 と話している。

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