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印南の金鳥が下津へ移転

2009年4月23日

山城金鳥①.jpg 印南町の優良企業の一つで、 「金鳥」 ブランドで知られる大日本除虫菊㈱ (本社・大阪市) 日高工場が、 来年12月に海南市下津町へ移転することがわかった。 工場拡張を計画する中、 現在の場所ではスペースが足りないためで、 設立から約80年を経て印南を去ることになる。 町にとっては固定資産、 法人などの各税収が減ることになり、 痛手となりそうだ。

 同工場は昭和3年、 もともとあった日高除虫菊㈱を買収し設立。 同社主力商品の一つ蚊取り線香 「金鳥の渦巻」 を製造。 従業員数は正社員47人、 パート16人の合計63人で、 ほとんどが印南町民となっている。

 商品の生産量、 作業効率のアップ、 将来的な事業拡大を目指すなか工場を広げる必要があり、 移転を決めた。 移転場所探しは数年前から行っており、 同社としても現工場の近くを希望し、 印南町内や周辺市町の用地を中心に探していたが、 該当地がなかったり地主との調整が難しいなどで最終的に下津町の潮見台に決まった。 現在、 現地では整地作業が進んでおり、 今後建設に入っていく。

 従業員は引き続き雇用するが、 パートについては距離的な問題などで難しくなることが考えられる。
 
 工場を更地にするかなどは決まっていないが、土地は借地となっている。同社では「80年間、工場に理解を示していただき、移転用地探しにも協力していただいた地域の方々に感謝しています」 と話している。移転を受けて玄素彰人町長は 「残念だが、企業の方針なので理解しています。 移転後も雇用面などで協力してもらえるよう伝えています」と話している。同工場の固定資産税、 法人税を合わせて平成20年度で約900万円となっている。

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