関西独立リーグ、 紀州レンジャーズのホームゲームが11日、 市内塩屋町の市民球場で初めて開催され、 450人の観客がプロのプレーに興奮した。 プレーボール前には柏木征夫御坊市長が始球式で花を添え、 JA紀州中央は地元特産の花束を両チームの監督に贈呈。 優秀選手にはふるさと産品をプレゼントしたほか、 地元グループがダンスやよさこいを披露するなど、 地域一体で試合を盛り上げた。
午後1時のプレーボール前には、 ダンスチーム 「ウルトラマニアック」 の子どもたちらがパラパラで盛り上げたあと、 JA紀州中央職員の湯川奨子さん(26)と井口奈緒美さん(26)が、 紀州レンジャーズの藤田平監督、 対戦相手の大阪ゴールドビリケーンズの村上隆行監督に、 地元特産のバラとカスミソウの花束を贈呈し、 産地をアピールした。 始球式では柏木市長が紀州レンジャーズの帽子とジャンパー姿でマウンドにのぼり、 力いっぱいの投球を披露して御坊での初試合を歓迎した。 柏木市長は 「初めての試合で地元でもまだ知名度は低いが、 観客席が満杯になるようにこれからもっとPRして、 御坊も売り込みたい」 と意欲満々で、 紀州レンジャーズのホームゲームとして今後も御坊で試合が開催されることには 「プロの試合を間近で見られる機会ができて、 スポーツ振興の面では大きな意味のあること。 野球選手を目指す子どもたちの目標になってほしい」 と期待を込めていた。
試合は序盤から紀州ペース。 2回に3点を先制して優位に進めると、 以降も着実に加点し、 観客席もヒートアップ。 施設応援団の太鼓や声援、 メガホンを打つ音が鳴り響くなか、 少年野球チームの選手たちはプロの一挙手一投足に目を輝かせて観戦。 野口少年の中本雄太君 (6年) は3回裏に紀州の嶋田好高選手が放った右翼越の本塁打に 「やっぱりプロはすごい」 と興奮していた。 終わってみれば8―1の完勝。 チームは開幕からの連敗を2で止め、 記念すべき関西リーグ初勝利を御坊の地で収めた。 試合終了後は勝利監督や優秀選手に、 市内の㈱丸福から 「紀州焼きと厚焼き蒲鉾セット」、 ㈲樽の味から 「田舎漬けたくあん」、 農園紀の国から 「宮子姫いちご」 などが提供されたほか、 試合途中によさこいチーム「夢屋舞組」 が踊りを披露、 球場の周りでは御坊の5店が出店して食をPRするなど、 地域ぐるみで初試合をサポートした。
紀州レンジャーズの内野手で優秀選手賞に選ばれた野田啓太選手は 「守りやすくて、 いい球場でした」 と満足げで、 木村竹志代表は 「これからも地元と一緒に成長していきたい」 と話していた。
関西独立リーグは紀州を含めて4チームが所属。 年間72試合を消化して優勝を決める。 御坊市民球場での第2戦目は5月3日で、ナックル姫こと吉田えり選手所属の神戸ナインクルーズと対戦する。