日高川町小熊の居酒屋「のぶちゃん」の常連客、辻兼一さん(69)が店内のジオラマ(縦20㌢、横50㌢)を製作。来店客らの間で話題となっている。
以前、電気工事会社に勤めていた辻さんは木製の帆船など作ったりするのが趣味で、60歳の退職前からジオラマ製作に着手。これまで道成寺釣り鐘お里帰りの時代行列や土生祭など10点以上を完成させており、今回は3カ月以上もかけてコツコツと製作した。紙粘土と木、折り紙など材料に、店内の写真を見ながら喫茶店としてにぎわう午前のひとときを見事に再現。忙しそうな店主の鳥居信子さんをはじめ、コーヒーを味わったり、タバコを吸う常連客はとても楽しそう。自身が常連だけに臨場感もたっぷりで、カウンターの割りばしやコンロ下の洗剤、ハート型にしたスプーンの先など細かいところまで本物同様にこだわった技術は職人の技。辻さんは「表情など難しくて70点くらいの出来ですが、みんなに喜んでもらえてうれしい」と話しており、鳥居さんは「午前中の店内そのもの。常連客の話し声や笑い声が聞こえてきそう。いつまでも大切にします」と笑顔で話している。