印南町印南の寿司・仕出しの「丸義」店主柏木安三さん(54)を中心とする有志9人はこのほど、イベントなどで利用してもらおうと昔ながらのかまどを造った。ほのぼのした昔の家庭の温かみをいまの子どもたちに感じてもらうのが目的。役場へ寄贈し各種イベントに貸し出していく予定で、柏木さんは「かまどでお年寄りと子どもの交流も深めてほしい」と話している。
ガスや電気コンロなどで生活が便利になっていく一方、家族がばらばらの生活をすることが多くなっている中、昔はかまどを中心に家族が温まり一つになっていたことを若い世代の人に知ってもらおうと柏木さんが声をかけ有志を集めた。
壁土などの提供を受け、昨年12月から作業開始。9人で道具など持ち寄り、協力しながら少しずつ進め、大、中2基を完成。煙突もついており、持ち運びできるようフックもつけた。
かまどは近く火入れ式を行ったあと、役場に寄贈。イベントなどで必要な人に貸し出していく予定で、2月1日に開かれる商工会青年部主催の「いなみ商店街駅伝」のうどんの炊き出しで、利用をスタートする。
2基のかまどの横で柏木さん(手前)と有志の木下さん
子ども時代は家でかまどを使っていたという柏木さんは「町内外にかかわらずさまざまな人に使ってもらい、かまどのほのぼのとした温かみを感じてほしい」と話している。有志は次の皆さん。
松本智、森岡弘行、笹野忠雄、青木茂、丸田修平、木下芳治、塩崎瑞代(以上印南)森岡つもる(御坊市)